11月1日は「低GIの日」

 日本における食習慣を中心に、食材、食品、食事についての Glycemic Index(以下、GI値)の検討を推進し、GI値の普及に努める日本Glycemic Index(グライセミック インデックス)研究会(所在地:東京都港区、代表幹事:佐々木敬)は、11月1日を「低GIの日」と定め、日本記念日協会より正式に認定されました。

◆食後の血糖値の上昇率を示す指標・GI値 〜低GIが示すものとは〜

 GI値は食品に含まれる糖質の吸収度合いによる食後の血糖値(血中の糖度)の上がり方を示す指標で、グライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略称です。食後2時間までの血糖値の測定結果を用いて算出されます。

人が食事を摂ると、食品に含まれる糖質は体内でブドウ糖に分解され、血中に取り込まれることで血糖値が上昇します。血糖値の上がり方は食品によって異なり、食品による血糖値の上がり方の違いを比較するためにGI値は生まれました。

 GI値が低いほど血糖値はおだやかに上昇し、GI値が高いほど血糖値が急激に上昇することを示します。肥満や糖尿病にもつながる血糖値の急激な上昇を抑えたい方は、低GI食品を摂ることが望ましいと言えます。

◆11月1日「低GIの日」の制定理由 〜GI値は“いい(11)指標(Index)”〜

 GI値は現在、国際糖尿病連合(IDF)のガイドラインに盛り込まれるなど、血糖を意識することの多い医療分野で活用される指標になりつつあります。また、ダイエット分野においても、単純にカロリーや糖質量で判断するのではなく、GI値を基準に、血糖値をコントロールすることが重要だと言われるようになり、新しい指標として注目されています。

 当研究会では、ついつい食べ過ぎてしまいがちな食欲の秋に、血糖値がおだやかに上がる低GI食品を摂って、血糖値を上手にコントロールすることで、おいしく健康的な食生活を送っていただきたいという願いを込めて、血糖値の上昇を示すGI値を“いい指標”として、「いい」の語呂合わせの「11月」、「指標=Index」の「I」の語呂合わせの「1日」を組み合わせ、11月1日を「低GIの日」として定め、日本記念日協会から正式に認定を受けました。また、当研究会はこの記念日制定をきっかけに11月1日~7日を「低GI週間」と定めました。

◆肥満や糖尿病の予防・改善につながる低GI食品

 GI値は食後2時間までの血糖値の測定結果を用いて算出され、GI値70以上を「高GI」、56~69を「中GI」、55以下を「低GI」として、3つに大別されています。GI値が低いほど糖質はゆるやかに吸収され、血糖値がおだやかに上昇するため太りにくく、肥満や糖尿病の予防・改善の観点から、低GI食品を摂ることが有用とされています。

◆多岐にわたる低GI食品

 GI値が55以下の低GI食品の例としては、野菜類では茹でた人参や野菜スープ、乳製品やその代替品では、豆乳、牛乳、ヨーグルト、炭水化物ではオオムギや穀物パン、スパゲッティ、マメ科植物では大豆、インゲン豆、ヒヨコマメ、レンズ豆、フルーツではりんご、オレンジ、バナナなどが挙げられます。また、最近発表された意外な低GI食品に、高カカオチョコレート※があります。野菜や炭水化物といった、同じカテゴリーの中でも、食品によってGI値に開きがあり、低GI食品を意識的に摂取することが大切です。

※株式会社 明治が2019年1月に「チョコレート効果72%」「チョコレート効果86%」は低GI食品であると発表。